脂質が高いフルーツはダイエットできない?
ダイエット中に甘いものが食べたくなった時にフルーツは、食物繊維やビタミンが豊富でスイーツほどの罪悪感はありませんよね。
さらに、低カロリーでミネラル豊富、美容にも効果的です。
しかしフルーツには糖質や脂質が含まれており、太ってしまうのでは?と気になるところ。
糖質や脂質が高いフルーツを食べるとダイエットができないのか、脂質の高いフルーツ種類や痩せる食べ方をチェックしてみましょう。
フルーツに含まれる脂質の割合
フルーツはビタミンや食物繊維が豊富で、ダイエットに効果的なことはよく知られていますが、糖質や脂質といったダイエットにNGと思われている栄養素も含んでいます。
そこでフルーツに含まれている脂質の割合を見てみましょう。
私たちが普段食べているりんごやみかんなどのフルーツは、100gあたり0.2g程度の脂質が含まれています。
みかん1個、約100gの中に含まれる脂質の割合は0.2g。
脂質1gで9kcalで換算すると、みかん1個に含まれるエネルギー量は、1.8kcal。
フルーツは糖質も含んでいますが果糖のため、スイーツに含まれる糖分(ブドウ糖)に比べ、低カロリーです。
フルーツの中で唯一脂質が高いアボカドは、100gあたり17.5gと群を抜いて高い数値です。
では脂質が高いフルーツは、ダイエットの敵なのでしょうか?
消費しきれなかった糖質や脂質は、脂肪に変わってしまいます。
しかし、フルーツの糖質は、爽やかな甘さの果糖を多く含み、果糖の甘さはブドウ糖より強く感じるので、ダイエット中に甘いものが食べたくなったときの強い味方です。
さらに、臓器の保護や細胞膜、角膜の構成、体を寒さから守り、脂溶性ビタミンの吸収を助けるなど、ダイエット中に摂取したい栄養素がいっぱい。
脂質は、1gあたり9kca摂取できるため、効率の良いエネルギー源とも言えるでしょう。
しかし食べすぎは禁物!
脂質の摂取の目安は、一日2000kcal必要な人であれば、おおよそ55g。
一日に摂取するすべての食品の脂質が55gですから、ダイエットには日常の食事を考え合わせて、フルーツを取り入れましょう。
果汁たっぷりのフルーツは、脂肪とは無縁のようですが、アボカドのように水分が少なく濃厚な果実は脂質が高いフルーツの一つです。
では、水分が少ないバナナも脂質が高いフルーツなのでしょうか?
続いて、脂肪が高いフルーツをチェックしておきましょう。
脂質が高いフルーツの種類
「ダイエットをしているけれど、フルーツも食べたい」という人も多いのではないでしょうか?
アボカドは、先ほどご紹介したように脂質が高いフルーツです。
では濃厚な味わいのバナナも脂質が高いフルーツなのでしょうか?
そこで、脂質が高いフルーツをチェックしておきましょう。
アボカドは、世界一栄養価が高いフルーツとしてギネスブックに記録されているほど。
「森のバター」と呼ばれ、カロリーは1個あたり230kcal、脂質は26.3g。
脂質が高いフルーツといえますが、コエンザイムQ10を多く含み、肌荒れ防止や老化防止など美肌効果が期待できます。
アボカドと同じく濃厚な味わいのバナナ。
バナナの脂質は100g(約1本)で0.2g。
りんごやみかんとほぼ同じ含有量です。
バナナは食物繊維が豊富、空腹を満たしてくれるので、ダイエットにおすすめのフルーツです。
さらに、果汁をたっぷり含むフルーツもチェックしておきましょう。
数年前に流行ったグレープフルーツダイエット。
グレープフルーツの脂質は100gあたり0.1g
ビタミンCを多く含み美容効果も高いフルーツです。
パイナップルもダイエットに効果的と取り入れた方も多いのではないでしょうか?
パイナップルもグレープフルーツの脂質と同じ100gあたり0.1g
脂質の含有量が低く食物繊維が豊富、疲労回復に効果が期待できるビタミンB1やたんぱく質を分解するブロメラインを含み、消化を促す効果も期待できるフルーツです。
脂質が高いフルーツはダイエットにはNGと思われがちですが、脂質はダイエットで不足しがちな栄養素が補えるので、全く摂らないのではなく、食べ過ぎに注意して取り入れましょう。