赤ら肌とはどんな状態のことをいうの?
その名前の通り、顔が赤くなる症状のことを指していう赤ら顔。そんな赤ら顔には、皮膚の下に血管が透けて見える症状である毛細血管拡張症と、皮膚そのものが赤くなってしまうケースがあるとされています。
元々色白な人や皮膚が薄い人は特に血管が目立ちやすく、アレルギー反応などの何らかの肌トラブルにより炎症を起こし赤ら肌になることもあると言われています。
また顔が全体的に赤くなる人もいれば、ほおや鼻など部分的に現れるなど人によりその症状は色々で、お風呂上がりで一時的に体温が上がった時や寒い外から暖かい部屋に入った際に赤ら肌の症状がよく現れます。
特に敏感肌の人は肌に合わない刺激の強いコスメの使用や、顔を洗う際にゴシゴシと強くこするなど間違った洗顔方法が赤ら肌のきっかけになることも。
このような状態になると、ファンデーションなどを用いて赤ら肌をカバーしようとして完全に消すことは不可能なため、皮膚科などの専門医や美容外科クリニックなどで根本から治療する必要が生じます。
赤ら肌(毛細血管拡張症)の原因
私達の体は、自律神経の働きにより血管が拡張したり収縮したりすることにより血液がスムーズに流れていますが、血管が拡張して血流が増加すると、皮膚の表面から血液の赤色が透けて見えるようになります。
顔の毛細血管は元々は細い血管であるため通常であれば見えないはずですが、さまざまな要因が重なり血液の流れが悪くなると、毛細血管が拡張することにより毛細血管拡張症、いわゆる赤ら肌の症状が現れます。
赤ら肌(毛細血管拡張症)の治療に保険は適用されるの?
赤ら肌と呼ばれている毛細血管拡張症には、健康保険が適用されるため皮膚科などの専門医で安心して治療を受けることができます。
皮膚の炎症による赤みの場合は、抗生物質などの内服薬や外用薬による治療となりますが、毛細血管拡張症による赤み肌であると診断された場合には、レーザーを使用した治療を行うこともあります。
赤ら肌の(毛細血管拡張症)の治療方法は?
■抗生物質などの内服薬・外用薬による治療
まず最初に抗生物質である塩酸ミノサイクリンやロキシスロマイシンなどの内服薬による治療が行われます。
これらの薬はだいたい3ヶ月程度は続けることで、効果が現れ始めるとされています。
また抗生物質を含む軟膏や、クリームの外用ナジフロキサシン含有クリーム、テトラサイクリン含有軟膏などを処方されることもあります。
さらに人によっては、桂枝茯苓丸や加味逍遥散などの漢方薬を処方されることもあるようです。
■色素レーザーによる治療
赤ら肌は顔の皮膚の毛細血管が透けて見えることにより起こるため、その原因となっている毛細血管内の酸化ヘモグロビンにだけ反応する最新型色素レーザーVビームⅡを使用して光を照射することにより、異常が現れている血管だけを治療して顔の赤みを徐々に薄くしていきます。
レーザーの光が深部まで届き処置後もかさぶたにもならないため、当日すぐにメイクすることも可能となっています。
またレーザーが照射前に、皮膚表面を冷却するガスが出て皮膚が保護されるため、負担を軽減することができますよ。
赤ら顔(毛細血管拡張症)の治療前後の日焼けはダメ!
日焼けをしているとするとレーザーの光が皮膚のメラニン色素に吸収され血管まで届かなく効果が半減してしまいます。
また合併症の原因になる可能性もあるため、外出する際には日焼け止めクリームをしっかり塗り、帽子や日傘を使用するなどして徹底した日焼け対策を行ってください。
またレーザー治療を開始した後も紫外線には十分注意して、引き続き日焼け対策をしてくださいね。
自宅でもできる!赤ら顔の対策方法をご紹介
■丁寧にスキンケアを行う
赤ら肌を防ぐためには、洗顔時やメイクを落とす際にできるだけ肌をこすらないように注意しながら優しく洗い、その後は化粧水でたっぷりと保湿し、さらに乳液やクリームで皮膚を保護するようにしてください。
■肌への刺激をできるだけ避けるように心がける
特に敏感肌だという方は、スキンケアやコスメだけではなく、ヘアワックスやスプレーを使用した際に顔に付着しないようにするなど、肌への刺激を最小限に抑えるように気を配ることが大切です。
またバスタオルや枕カバーなども毎日取り換えて、身の回りを常に清潔な状態に保つようにするといいですよ。
■これまでの生活習慣を見直す
インターネットやゲームなどでつい夜更かしをして睡眠不足になったり、ファストフードやインスタント食品などの食事が多くなるなど不規則な生活を続けていると、女性ホルモンバランスに乱れが生じるため、赤ら肌の症状がさらに悪化することもあるため注意が必要です。
赤ら肌の改善を目指すためには、毎日しっかりと質のよい睡眠をとり、栄養バランスの整った食生活を心がけることが大切です。
まとめ
まだあまり知られてはいませんが、特に女性の中には赤ら肌、つまり毛細血管拡張症のにひそかに悩んでいる人が多いと言われており、顔全体が真っ赤になってしまうという症状が見られるそれが大きなコンプレックスとなり「あまり人前に出たくない」などと思い詰めてしまう人もいるようなので要注意です。
赤ら肌は一旦症状が起こるとなかなか自力で改善することが難しいため、皮膚科などの専門医を受診して、薬やレーザーによる治療を受ける必要があります。
赤ら肌が悪化すると学生生活や仕事にも影響を与えてしまうため、一人で悩まずに、できるだけ早く皮膚科や美容外科クリニックを受診して治療を受けることをおすすめします。
また赤ら肌の症状を少しでも改善に向かわせるためにも、自宅でもスキンケアを入念に行ったり、美容に悪い生活習慣を改めることも大切ですよ。