【結婚と同棲】責任の違い
結婚と同棲の違いは、婚姻届の有無はもちろんですが、違いは書類だけではありません。婚姻届を提出すると、法的義務や権利が発生し、所得に応じて配偶者控除や扶養控除が受けられます。
結婚は法的に夫婦となるため簡単に離婚ができなくなります。同棲の場合は一方的に別れることもできますが、結婚すると、どちらかが離婚をしたいと言っても、相手が同意しなければ別れることが難しくなります。
結婚は結納や相手の両親、職場などに挨拶など、様々なセレモニーを経て、晴れて結婚です。同棲は、二人が合意すればすぐにでも共同生活は始められます。同棲は結婚と比べると、同居までのハードルは低く、法的義務や責任は、全く無しに等しいでしょう。
結婚と同棲のメリットデメリット
結婚と同棲の違いがわかったところで、実際生活していく上で結婚と同棲には、それぞれどのようなメリットデメリットがあるのでしょうか?周囲からの認識や、社会的責任、法律上発生する権利を見てみましょう。同棲か、結婚か迷っている人は、参考にしてみてください。
■結婚のメリットデメリット
結婚のメリットは、婚姻届を出すことで配偶者控除や扶養控除など、税金が優遇されると同時に、同居扶助や婚姻費用分担という義務が発生します。一見、堅苦しく感じますが、相手が浮気や浪費など、生活を継続しがたい場合は、別居調停や婚姻費用分担調停を申し立てることで、同居を解消しても、経済的に守られます。
結婚のデメリットは、相手の親に挨拶に行ったり様々な書類の届け出など、手続きが必要になります。男性にとっては、ハードルが高いと感じることでしょう。女性は、夫の親や兄弟、親戚などの付き合いが結婚のデメリットという意見が多く聞かれます。