
塩のカロリーはゼロですが、塩分を摂りすぎると、体に悪影響を及ぼします。よく知られているところでは、高血圧や動脈硬化、脳卒中、心不全などがあります。塩分を多く含む食品は、スナック菓子やラーメンなど、味付けに塩を使ったものはもちろん、醤油や味噌など、目には見えなくても、塩分を含んだ調味料もあります。
塩分を摂り過ぎてしまうと成人病のリスクが高くなります。「塩分は控えめに」とよく耳にしますが、全く摂取しないとナトリウムが不足し、けいれんや貧血、吐き気などの原因になる可能性があります。
スポーツドリンクは、糖分も塩分も含まれていることで、熱中症予防になります。糖分や塩分は、生命維持のための大切な成分です。
糖分や塩分を控えたメニュー
糖分や塩分を抑えたメニューというと、煮物や酢の物など、あっさりした食事を連想するのではないでしょうか?しかし煮物には醤油が使われているため、塩分や糖分が多く含まれています。濃い味付けに慣れてしまうと、塩分や糖分の摂取が増えてしまいます。
入院して病院食に慣れてしまうと、今までの食事が塩辛く感じたという経験はないでしょうか?最初の数日間は、薄味が物足りなく感じますが、しばらくすると慣れてしまいます。味覚は一週間で慣れるんです。とはいえ、急に糖分や塩分を減らすと、味が物足りなく感じますよね。そこで、塩分や糖分が少なくても美味しく食べられるメニューや減塩アイデアをご紹介しましょう。
■あんかけラーメン
塩分や糖分を控えても美味しく食べられるラーメンレシピをご紹介しましょう。ラーメンはこってりしたスープが病みつきという人も多いのではないでしょうか?お店で食べるラーメンを減塩してもらうのは難しいですが、自宅で作るラーメンなら、簡単に塩分を控えることはできます。
作り方は通常のラーメンと同じ要領ですが、麺やスープは半分に減らしましょう。そうすることで、塩分も半分になり減塩できます。麺やスープを半分にすると、物足りなく感じますよね。麺を減らした分、モヤシや玉ねぎなど、冷蔵庫の野菜をたっぷり入れて、かさ増しを。
最後に溶き片栗粉でとろみをつけてあんかけにすると、麺にスープが絡み、薄い味付けでも美味しく食べられます。味が薄いと感じる場合は、七味やゴマ油を数滴プラスして味変を楽しみましょう。