コンタクトがゴロゴロする原因
コンタクトを入れたときに目がゴロゴロする原因は、大きく分けて2種類考えられます。1つはコンタクトが汚れたり傷がついているなど、コンタクトレンズに原因がある場合。2つめは目に何らかの病気がある場合が考えられます。
目に原因がある場合は、コンタクトを決められた時間や用法を守っていない、汚れた手で触って、ばい菌が入ってしまったなどが考えられます。コンタクトを外しても目に違和感がある場合は、早めに眼科を受診しましょう。
コンタクトレンズが原因で目がゴロゴロする場合は、コンタクトに傷が入っていたり汚れている可能性があります。
コンタクトは、ハードレンズとソフトレンズでも、洗い方やお手入れの方法が異なります。そこで、コンタクトレンズの洗い方をチェックしてみましょう。
コンタクトの洗い方
コンタクトは正しい洗い方ができていないと、目に入れた時にゴロゴロしてしっくりこないと感じることがあります。コンタクトはハードレンズとソフトレンズがあり、タイプによって洗い方や使うケア剤が違います。
ハードコンタクトは薄いガラス玉のようなレンズのため、力を加えすぎると割れてしまいます。一方、ソフトコンタクトは、洗って保存する従来のタイプ以外にも、使い捨てや連続装用、カラーコンタクトなど種類が豊富です。そこで、コンタクトレンズの洗い方を、ハードレンズ、ソフトレンズの順にご紹介しましょう。
■ハードレンズ
ハードレンズの洗い方は、こすり洗いと浸け置き洗いがあります。こすり洗いの手順は、使ったコンタクトを目から外し、反対の手のひらにレンズの内側が上になるように置きます。洗浄液を4~5滴つけて、指の腹で前後左右に動かしながら泡立てるように、30回程度洗います。
手のひらでこすり洗いするときは、洗浄液に少しだけ水道水を混ぜると泡立ちやすくなり、スムーズに洗えます。ハードレンズは、酸素の透過性が高く目に優しいコンタクトレンズです。ソフトコンタクトでは視力が出にくい乱視でも、ハードレンズなら乱視矯正が期待できます。
目には優しいハードレンズですが、薄いガラス玉のようなレンズは、初めてコンタクトを使う人にとって、目に異物が入ったようなゴロゴロする不快さを感じる場合があります。
■ソフトレンズ
ソフトレンズの洗い方は、ハードコンタクトと同じく、手のひらの上で洗います。しかしソフトレンズは水道水を一切使わず、洗浄からすすぎ、保存まで全てケア剤だけで行います。
ソフトレンズの洗浄や保存に水道水はNGです。ソフトレンズには水道水と違った水分が多く含まれています。そのため水道水を使うと、コンタクトレンズが変形してしまう可能性があり、目に入れるとゴロゴロする場合があります。