厄年とは
厄年って聞くと「何か良くないことが起こるんだろうな~」とは思うものの、具体的にどんなことが自分の身に起こるのかはわかりませんよね。
「厄」という文字があるだけで、不吉な予感や良からぬことを連想してしまいがち。
では厄年はどんな年なのでしょうか?
厄年とは、災いがふりかかる年と言われています。
科学的な根拠というわけではなく初詣やお盆といった行事と同じ、古来からの風習の一つ。
「厄年」が言われ始めたのは平安時代。
当時は寿命が短かったため、からだを休める年という意味合いで厄年ができたのだそう。
厄年の年齢の考え方は現代のように満年齢ではなく「数え年」を基準にすることが一般的。
厄年は災難が起こりやすいと言い伝えられています。
いつもの年以上に気をつけて生活しましょう。
厄年を迎える人の中には、神社やお寺で厄払いをしてもらう人もいます。
厄年は前厄、本厄、後厄の3年間。
その中で厄年と言われるのは本厄を指すことがほとんどです。
厄年やってはいけないことは、大きな決断や環境の変化。
しかし、厄年の引っ越しや結婚は「厄落とし」になるという意見も聞かれます。
よって厄年は地域や人それぞれ捉え方は違うようですね。
厄年にやってはいけないこと4選
厄年は新しいことや大きな決断には向いていない年と言われています。
たとえば引越しや転職。
結婚や家の購入も、やってはいけないことに当てはまります。
そこで厄年にやってはいけないことをチェックしておきましょう!
■大きな決断をしてはいけない
厄年にやってはいけないこと1つ目は「大きな決断をしてはいけない」
人生の大きな決断といえば結婚やマイホーム購入。
とはいえ「今年から3年間、厄年に入るので結婚は4年後に」なんて言えませんよね。
自分の厄年とお相手の厄年が続くと結婚は7年後になってしまいます。
大きな決断をしてはいけないとは言いますが、厄年でも決断しなければいけない場合もあります。
厄年が気になる方が、厄払いのお参りやご祈祷を検討してみてはいかがでしょうか?
■新しいことを始めてはいけない
厄年にやってはいけないこと2つ目は「新しいことを始めてはいけない」
新しいこととは、転職や起業、引越しなど。
「あえて厄年に行動しなくても」という意味もあります。
厄年は用心する年と言われています。
厄年に新しいことを始めるとストレスや必要以上のエネルギーを使い、からだや精神的負担が大きくなってしまいます。
ただし、同じように人生の転機の一つとなる出産は、「厄を落としてくれる」と言われ、縁起がいいと言い伝えられています。