子供のころ「コーヒーを飲むと眠れなくなる」と言われことはないでしょうか?また眠気覚ましにコーヒーを飲む人など、カフェインの覚醒作用は、よく知られています。
睡眠不足による眠気やだるさをコーヒーやエナジードリンクでごまかしていると、慢性的な不眠という中毒症状に陥ってしまう危険性があります。
カフェインの力で眠気やだるさを抑えていると、睡眠不足で心身共に悲鳴を上げてしまいます。睡眠不足はカフェインを含む飲み物やサプリで補うのではなく、中毒を避けるためにも十分な睡眠を心掛けましょう。
■不安
カフェインの過剰摂取は、不安に襲われるという中毒症状が出る場合があります。元々パニック障害など精神的な病を持っていると、カフェインが原因で発作が起こる場合も考えられます。
コーヒーを飲むとホッとするように、カフェインには鎮静作用があります。しかし慢性的にストレスを抱えている場合は、カフェインを大量摂取することで、心と体がアンバランスになります。
エナジードリンクやコーヒーなどで、疲れや睡眠不足をごまかしていると、精神的に病んでしまいます。
カフェインの過剰摂取で中毒に陥らないためにも、まずはストレスを取り除き美味しいコーヒーを楽しみましょう。
■吐き気
カフェインを過剰摂取すると胃や消化管への刺激が強くなり、吐き気を感じることがあります。原因はカフェインによる胃液の過剰分泌が考えられます。
本来、胃液が分泌されると消化を助けてくれるメリットがありますが、カフェインを摂り過ぎると逆効果になり、胃液の過剰分泌で吐き気を感じる場合があります。
胃の不調や吐き気は、カフェインの過剰摂取だけでなく、空腹時に濃いコーヒーを飲んだり、その時の体調によっても感じ方は違ってきます。
カフェインの効果・効能
カフェインは、眠気覚ましや気分転換など様々な効果が期待できます。しかし眠気を覚ましたいからカフェインを摂り、カフェインの効果で夜眠れないを繰り返していると、カフェイン中毒に陥ってしまいます。
寝不足は体力の低下、めまいや精神不安など弊害をもたらします。カフェインの安全な量は、体格やコーヒーの濃さによって違いがありますが、一日に2~3杯を目安にしておきましょう。
最後に
コーヒーや紅茶に含まれるカフェインの存在は知っていても、過剰摂取で中毒になることまでは、考えていなかったのではないでしょうか?カフェインはコーヒーや紅茶だけでなくエナジードリンクやサプリメント、薬にも含まれています。
カフェインに限らず過剰摂取は、様々な弊害をもたらすことも少なくありません。カフェインを含んでいるコーヒーや紅茶は、気分転換や眠気覚ましなど様々な効果で、生活を豊かにしてくれます。
眠気やだるさを解消するために飲むコーヒーは、カフェインのパワーを借りているだけです。常用するのではなく、まずは体を休めましょう。
中毒性があることも踏まえてコーヒーや紅茶、サプリメントなどカフェインを含むものは、摂り過ぎに注意しましょう。