新しい生理用品・「月経カップ」とは?
ナプキンやタンポンに続く、新しい生理用品として注目されている「月経カップ」。
日本ではまだまだ知名度も低く、圧倒的にナプキンを利用している方の方が多いですね。
生理用品にはそれぞれメリットやデメリットがある一方で、月経カップについてはよく知られていません。
では、月経カップとはどのような生理用品なのでしょうか?
月経カップは医療用シリコンで作られており、色や形、サイズもメーカーにより異なります。
上記の画像は月経カップを逆さまにした状態ですが、どれも医療用シリコンで作られており安全に使用することができます。
メーカーやサイズによって異なりますが、その大きさは縦5cm、横4cmほどでカップの中に20~30mlほどの経血を溜めることが可能。
画像右のように、膣内に何もいれていない状況の場合はそのまま経血が流れ出ていきますね。
その場合はナプキンで経血を吸収することになります。
一方、画像左は月経カップを挿入した状態で、子宮から流れて来る経血をカップの中に溜めることが可能。
数時間するとカップの中にたくさんの経血が溜まるため、その経血をトイレに流すという新しいタイプの生理用品です。
「月経カップ」の使い方を詳しく紹介!
■挿入する前後は手をキレイに洗う
月経カップを使用する前には、必ず手指をハンドソープでキレイに洗いましょう。
ナプキンなどとは違い、手指が膣に触れるため手指が不潔のままでは、思わぬ病気などを引き起こしてしまうこともあります。
また、爪は短く切っておいた方が挿入しやすいです。
■【挿入時】使い方をご紹介
こちらのイラストはとても分かりやすく、月経カップの使い方が説明されています♪
手指を洗ったあと、月経カップを折りたたんで膣の中に入れていきます。
月経カップの受け口は子宮の入口とピタッとハマるくらいの大きさになっており、直径3.5~4.5cmくらいと大きめ。
そのため、初めて月経カップを見た際にはほとんどの方が「こんなの膣の中に入らない」と感じます。
もちろん、そのままでは入らないため月経カップを折りたたむのですがその方法もいくつかあります。
月経カップは医療用シリコンで作られているため、ペコペコとどんな形にも成形可能!
折りたたみ方は人それぞれ異なり、自分に合った折りたたみ方を試してみるのがおすすめです。
また、どの折りたたみ方も膣内に入れるとシリコンの持つ力で自然とカップが開き、膣内でピッタリとハマってくれるようになっています。
実際に膣内に入れた後は月経カップの底を少しペコペコと押し、中でカップが開いているか確認することが大切!
上手く開いていないと経血が漏れる原因になるだけでなく、痛みや違和感を感じてしまいます。
ちょっと分かりにくいので、画像でご説明しましょう♪
最初のうちはカップが開いているかどうかも分からないですが、慣れてくると「あっ、開いた」と体感で分かるようになります♪
どうしても分からない場合は、月経カップの底についているステムやリングを少し引っ張ってみましょう。
この時、月経カップが簡単にスルッと出てしまうようならしっかりとカップが開いていません。
しっかり開いた状態なら月経カップが動かず、膣内に引っ張られているような感覚になります。
■【取り出す時】使い方をご紹介
最初は挿入するときに痛いと感じる方も多いですが、慣れて来ると取り出す時の方が痛いと感じるかもしれません。
特にステムやリングの部分だけを引っ張ると…もう、言葉では言い表せないほど痛いです…。
膣壁が全部月経カップに引っ張られているような感覚になり、「痛いから早く出したい」と思えば思うほど焦ってジタバタしてしまいます。
ちなみに私も最初は痛いと感じましたが、むしろ「人間の膣の収縮性ってすごいな」とちょっと感動してしまいました♡
月経カップを取り出す際は、底を指で潰すようにしながらゆっくりと引き抜きます。
そして、カップ内に溜まっている経血をトイレの中に捨てれば終了。
この後、また使う場合は水でサッと洗い流すかウェットティッシュで拭きとりましょう。
そんな適当で大丈夫!?と感じますが、膣には自浄作用があるため毎回ソープなどで洗う必要はありません♪
「月経カップ」を使用する際の注意点をチェック!
■①使用の前後に煮沸消毒が必要
月経カップは安全な医療用シリコンで作られいますが、使用する前後に煮沸消毒が必要になります。
だいたい使用する前の日と、使い終わった日に煮沸消毒が必要になるので注意しましょう。
しかし、膣の中に入れるものをお鍋でコトコトなんて…嫌ですよね!?
私は100円ショップで煮沸専用のマグカップを用意し、電子レンジでチンしています。
メーカーによっては煮沸専用のカップを販売しているので、そちらを利用するのも良いかもしれません。
煮沸消毒が終わったあとは自然乾燥させ、通気性のよい場所に保管しましょう。
■②自分の膣に合う製品を選ぶ
月経カップはメーカーによって、形もサイズも全く異なります。
色もたくさん用意されていますが、半透明の白いタイプは黄ばみが気になることも。
また、月経カップは見た目ではなくサイズは形で選ぶのがポイントです。
最近ではサイズの選び方などが分かりやすく説明されているので、その説明に沿って選ぶのがおすすめ♪
初めて使う際は「痛いのは嫌」と小さいサイズを選んでしまう方が多いですが、経血が漏れてしまうこともあるようなのでしっかりとサイズを見極めましょう。
■③多い日はナプキンを併用する
正しく挿入していれば、まず経血が漏れることはない月経カップ。
しかし、その量によっては少し漏れてしまうこともあります。
そのため、経血の量が多い2日目や3日目は念のためナプキンと併用するのがおすすめ!
量が少ない日はナプキンは必要ないという方がほとんどです。
■④使用時間を必ず守る
月経カップはメーカーにより、8~10時間で取り出す必要があります。
あまりに経血の量が少ないからといって、長時間膣の中に入れておくのは危険!
使用時間は必ず守り、多い日は1日に3~4回を目安に交換することをおすすめします。
量が少ない日は寝る時だけ、仕事中だけなど分けて使用するのも良いですね。
「月経カップ」のメリットとデメリットをご紹介!
■【メリット】ナプキンなどによる肌荒れの心配がない
基本的に月経カップを使用する際、ナプキンは必要ありません。
私は多い日だけ一応ナプキンを併用していますが、毎月の生理期間中に使用するナプキンは3枚程度!
ほぼ漏れないため、ずっとサラッとした状態が続いており、おりものシートなどで代用をしても問題ありません。
そのため、ナプキンによる肌荒れの心配がないのが月経カップのメリットです。
■【メリット】生理であることを忘れるくらい快適
月経カップは正しく挿入されていれば、「膣内に異物が入っている」という感覚は一切ありません。
また、ナプキンも必要なく、生理用のパンツすら必要ありません。
そのため生理であることを忘れてしまうという方も多く、これが本当に快適♡
月経カップを使っていれば温泉やプールにも入ることができ、アクティブな運動もOKです。
■【メリット】生理特有のニオイがない
生理の時、あの特有のニオイが気になるという方も多いはず!
しかし、月経カップを使用するとなぜか全くニオイがなくなります。
実は経血自体は元々ニオイがなく、ナプキンなどを使用して経血が外気にさらされることによりニオイが発生してしまいます。
一方、月経カップは膣内に入れ、そのまま取り出して経血をトイレに流すというスタイルのため経血が外気に触れることがありません。
そのため全くニオイがなく、中には「予想以上にフルーティーな香りがした」なんていう方も!
■【メリット】あの“ドロッと感”がない
ナプキンを使っていると、あの“ドロッと感”を不快に感じる方も多いですね。
立ち上がった時、少し力を入れた時など経血が出てくる感じは本当に不快…。
月経カップは膣内に挿入するため、膣の外に経血が出てくることはありません。
そのため、あの“ドロッと感”もないのがメリットです。
■【メリット】ゴミが出ないので地球環境に優しい
月経カップは使い捨てではなく、繰り返し使用します。
とあるメーカーが行ったアンケートによると、1回の生理期間で使うナプキンの平均枚数は20枚前後。
タンポンの場合はプラスチックのアプリケーターがついているため、地球環境問題にも繋がります。
一方、月経カップは溜まった経血を捨てるだけ!
「洗い流す水がもったいない」と言われてしまえばそれまでですが、ゴミが出ないのは地味に嬉しいメリットです。
■【メリット】10年くらい使い続けられる
月経カップは医療用シリコンで作られており、メーカーによっては10年くらい使い続けることができます。
また柔らかいシリコン素材のため、「落として割れた」ということはありえません。
そのため、非常にコスパが良いのもメリットのひとつです。