虫刺され跡が残っちゃった!その原因は?
■①炎症後色素沈着で傷跡のように茶色く残る
虫刺されの後、その部分がずっと茶色っぽく残ってしまったことはありませんか?
また虫刺されではなくとも、何らかの原因で湿疹などが出てその部分が傷跡のようになってしまうこともあります。
これは「炎症後色素沈着」と呼ばれ、色素が皮膚に沈着してしまった状態です。
虫刺されは我慢できないかゆさを伴うこともあり、寝ている間に掻きむしってしまうこともありますね。
このようにお肌を傷つけてしまった場合、お肌は本来持っている自然治癒の力でお肌を元に戻そうとします。
しかし、この過程でメラニン色素が沈着してしまい最終的には傷跡のように残ってしまうということ。
最初は赤かった虫刺され部分が、すでにかゆみがなく治っているのに皮膚だけ茶色くなっている場合は炎症後色素沈着を起こしていると考えましょう。
■②炎症後色素沈着は数カ月~半年で消える
虫刺され跡が傷跡のように茶色く残ってしまう炎症後色素沈着ですが、一般的には数カ月から半年でお肌の色は元に戻ります。
私たちのお肌は炎症によって傷が付くと、組織を作り直して自然に治癒しようとしてくれます。
通常のターンオーバーが行われていれば、時間と共に茶色くなった虫刺され跡は垢として排出。
何度もターンオーバーを繰り返しているうちに、気になっていた虫刺され跡が薄くなっていると感じることも多いはずです。
しかし、これはあくまで目安の期間のため人によっては虫刺され跡が消えるまで1年ほどかかることも珍しくありません。
■③炎症後色素沈着はシミとして残ることも…
1年以上経っても、虫刺され跡が全然薄くならない場合はシミになっている可能性があります。
虫に刺された際、患部をひどく掻きむしったり炎症を起こした状態だとシミになる可能性が高いです。
この場合、メラニン色素が真皮まで到達している状態のため、ターンオーバーでは排出できなくなってしまいます。
特に年齢を重ねるごとに虫刺され跡が残りやすく、子供の方が虫刺され跡はキレイに治りやすいのが特徴です。