■大転子ってどこ?
大転子(だいてんし)とは大腿骨の一部の呼び名になります。
骨盤と股関節に関係している骨で、大腿骨の上の外側にある出っ張っている骨のことです。
股関節の横、太ももの付け根の外側辺りを触ったとき出っ張っているのが大転子になります。
この大転子が歪んでしまう(出っ張ってしまう)と、その上にお肉がついてしまい、下半身が太く見えてしまいます。
また、足が短く見えてしまったり、大転子周りの筋肉が上手く機能せず、ガニ股やO脚になってしまいます。
このように大転子が歪んで出っ張ってしまうと下半身全体が太くなってしまいます。
■大転子が出っ張る原因は?
大転子が出っ張る原因の一つとして座る姿勢が関係しています。
自宅や仕事で座る際に、足を組んでいたり、横座り、アヒル座りをしていると大転子が出っ張りやすくなります。
さらに、内股歩きのクセがある方も大転子が出っ張りやすいです。
反り腰になってしまっている方は、骨盤が前傾状態になってしまい、大腿骨が内ひねりをして内股になりやすいです。
自分の姿勢を確認してみるのもいいでしょう。
また、お尻の筋肉が弱いせいで、筋肉を外ひねりすることができず、大転子が出っ張ってしまいます。
これらが原因で大転子が横に出っ張ってしまい、下半身を太く見せてしまうのです。
■大転子を引っ込めるためのマッサージ&エクササイズ方法
大転子を引っ込める方法①:まずはしっかりほぐそう!
まず大転子を動かす準備として手の平を使ってしっかりとほぐしましょう。
①床に座り片足を前に伸ばす
②もう片方の足の膝を90度に曲げて体の側面に出す
※ハードルを跳ぶような姿勢にする
③手の平の根元を使って足の付け根部分(小殿筋と中殿筋)を「の」の字を書くようにゆっくりとほぐす
④反対側も同様に行い、左右1分ずつ行う
強めにほぐすことでお尻の筋肉をしっかりとほぐすことができます。
このマッサージをすることで股関節の柔軟性を高めたり、骨盤の歪みを整える効果も期待できますよ。