赤ら肌とはどんな状態のことをいうの?
その名前の通り、顔が赤くなる症状のことを指していう赤ら顔。そんな赤ら顔には、皮膚の下に血管が透けて見える症状である毛細血管拡張症と、皮膚そのものが赤くなってしまうケースがあるとされています。
元々色白な人や皮膚が薄い人は特に血管が目立ちやすく、アレルギー反応などの何らかの肌トラブルにより炎症を起こし赤ら肌になることもあると言われています。
また顔が全体的に赤くなる人もいれば、ほおや鼻など部分的に現れるなど人によりその症状は色々で、お風呂上がりで一時的に体温が上がった時や寒い外から暖かい部屋に入った際に赤ら肌の症状がよく現れます。
特に敏感肌の人は肌に合わない刺激の強いコスメの使用や、顔を洗う際にゴシゴシと強くこするなど間違った洗顔方法が赤ら肌のきっかけになることも。
このような状態になると、ファンデーションなどを用いて赤ら肌をカバーしようとして完全に消すことは不可能なため、皮膚科などの専門医や美容外科クリニックなどで根本から治療する必要が生じます。
赤ら肌(毛細血管拡張症)の原因
私達の体は、自律神経の働きにより血管が拡張したり収縮したりすることにより血液がスムーズに流れていますが、血管が拡張して血流が増加すると、皮膚の表面から血液の赤色が透けて見えるようになります。
顔の毛細血管は元々は細い血管であるため通常であれば見えないはずですが、さまざまな要因が重なり血液の流れが悪くなると、毛細血管が拡張することにより毛細血管拡張症、いわゆる赤ら肌の症状が現れます。
赤ら肌(毛細血管拡張症)の治療に保険は適用されるの?
赤ら肌と呼ばれている毛細血管拡張症には、健康保険が適用されるため皮膚科などの専門医で安心して治療を受けることができます。
皮膚の炎症による赤みの場合は、抗生物質などの内服薬や外用薬による治療となりますが、毛細血管拡張症による赤み肌であると診断された場合には、レーザーを使用した治療を行うこともあります。