海外投資家への売春あっせんをきっかけに、数々の容疑を受けることになったV.I(スンリ)。
現在、売春斡旋(あっせん)、性暴力処罰法、特定経済犯罪加重処罰などに関する法律違反(横領)、業務上横領、食品衛生法違反、常習賭博、外国為替取引法違反、特殊暴行教唆疑惑の9つの容疑で裁判にかけられています。
そのほとんどを否定していますが、カカオトークなど当時のやり取りが証拠として提出されていることもあり、全てが100%虚偽の内容とは言えないようです。
しかしV.I(スンリ)は「友達同士で噓をついて虚勢を張っていた」「真実を話しても誰も信じない」と持論を展開。
その一方で、女性との性行為を盗撮し、V.I(スンリ)とオンラインで共有していたチョンジュニョンは全ての容疑を認めています。
軍検察は懲役5年を求刑
韓国アイドル界の歴史上、9つもの容疑で起訴されることは異例のこと。
そのほとんどを否認してきたV.I(スンリ)ですが、軍警察は罰金2000万ウォン(約200万円)を求刑。
その理由として「被告人は他の人に責任を転嫁しており、誤った性認識と態度に対し厳重な処罰が必要だ」としています。
実際、V.I(スンリ)はすでに逮捕・起訴されている関係者に責任を押し付ける発言もとても多く、反省よりは責任逃れのような“言い訳”が多かったようです。
検察側も証拠不十分のまま起訴しているわけではないため、その態度に厳重な処罰が必要と判断したようですね。
一審で懲役3年・追徴金11億5690万ウォンの実刑判決
そして今年8月に開かれた1審裁判によって、V.I(スンリ)には懲役3年・追徴金11億5690万ウォンの実刑判決が下されました。
裁判部はこの裁判の中で、V.I(スンリ)にかけられた9つの容疑を全て「有罪」と判断。
そして「性を商品化し風俗を害した被告人の犯行は社会的な害悪が大きい」と判断したということです。
■法廷で拘束され収容所に移送
実刑判決が下されたV.I(スンリ)は、そのまま法廷で身柄を拘束されています。
そしてそのまま、第55師団軍事警察隊収容所に移されました。
この結果を受け、V.I(スンリ)のファンは声明文を発表。
まずは「(収容所に移されたことは)自分の過ちを反省することができるきっかけであるため、裁判所の判断を謙虚に受け入れたい」と前置き。
また「スンリが悲劇的な状況を迎えたが、ファンはいつかスンリが再び立ち上がるその日を首を長くして待ち続けることを約束する」とし「スンリが最後まであきらめないことを切実に望みます」と伝えました。
すでに芸能界からの引退を発表しているV.I(スンリ)ですが、このように今でも自分を心配し続けてくれるファンがいることを忘れないで欲しいですね…。