そもそもどうして泣くと目が腫れるの?
理由は、目の周りの皮膚の薄さです。
目元は他の部分に比べ、1/3くらいの皮膚の薄さなんです。
泣くと無意識に目をこすってしまいますよね。
泣きながら目をこすることで、薄い皮膚が炎症を起こしてしまいます。
また、涙の刺激でも腫れてしまいます。
涙は、上まぶたの目尻側にある涙腺に溜まってから流れます。
この溜まった状態の時に涙に含まれる塩分によって炎症が起こり、腫れてしまうんです。
泣きすぎて涙が口に入ったら、しょっぱかった経験が
みなさんも一度はあるのではないでしょうか。
この塩分も、腫れる原因になるんですね。
また、目に残った涙は再度、鼻の粘膜から吸収されるんですが、
いつもより大量の涙が流れると、処理されずに腫れてしまいます。
目が腫れないようにする泣き方って?
看護学生時代、実習がきつくて泣いてしまい、
翌日受け持ち患者のおじいちゃんに「あなた、昨日の人と一緒?」と
言われた経験のある筆者。
その経験から、目が腫れにくい泣き方を研究しました(笑)
さっそくご紹介しますね。
この方法を覚えておくと次の日に腫れを治す労力のかかり方が全然違います。
まずは目を触らない、擦らないことです。
涙が出てきたら、すぐに拭いてしまうのではなく、
そのまま流すんです。
拭かずに涙を流しているなんて女優さんみたいで、
はたから見るとシュールですが(笑)
一人の時なら大丈夫です。
涙がつたって、顎まで来た時に初めて、ティッシュを当ててふき取ります。
こうすることで、まぶたに刺激がかかりません。
また、泣いた後そのまま寝たくなる気持ちもすごくわかりますが、
泣いた後そのまま寝るのは、翌日の腫れを約束されるようなものです。
涙の中の塩分が目元に残り、炎症を起こしてしまいます。
寝ている間に枕で擦れたりすることもあるので、
余裕があれば冷水で洗い流してから寝ましょう。
寝方も大事です。
枕に擦れないように、できればあおむけで寝るといいでしょう。