グルテンって何?
グルテンフリーというキーワードをよく見かけます。健康にいいというイメージのある言葉ですが、そもそもグルテンとは何なのかをここで紹介するので確認してください。
グルテンとは、パンなどのもちもちとした成分で、小麦粉などに含まれているタンパク質のことを指します。小麦だけでなく、大麦・オーツ麦・ライ麦などにも含まれていてパンやパスタ、クッキーやケーキなど様々な料理に使われている食材です。また、グルテンにはアミノペクチンAという糖質や、グリアジンというアミノ酸が含有され、血糖値の上昇や腸内環境を悪くする原因があると言われています。
そのグルテンを抜くことを「グルテンフリー」と言い、グルテンの含まれる食品を摂取しないこと、つまり小麦などが含まれる食品を絶つことを指しています。
グルテンフリーに期待できる効果
グルテンフリーは、なんとなく健康に良さそうなイメージがありますが、グルテンフリーを実践することでどのような効果が期待できるのでしょうか。具体的な効果を知っておくことで、実践しやすくなるので確認していきましょう。
■腸内環境を整える
グルテンは腸内に吸収されるとグリアジンとグルテニンという2つのタンパク質に分かれます。そのグリアジンが腸壁に張り付き、今度はゾヌリンというタンパク質が過剰に分泌されるのです。このゾヌリンというタンパク質が腸内の上皮細胞と結合すると細胞同士の結合が緩み、腸壁に穴が開く原因になってしまうというわけです。
腸内に穴が開いてしまうと老廃物や有害物質などが流れ出してしまい、身体に様々な悪影響が及びます。腸内環境を整えるために食物繊維の豊富な食べ物や善玉菌を摂り入れることを意識している方が多いと思いますが、悪影響を及ぼす食物を摂り入れないという考え方の一つが、グルテンフリーなのです。まずはグルテンフリーで腸内を整え、身体にいいものを取り入れることが大切です。