マズローの欲求って?
マズローの欲求とは、人間の欲求を5段階に分けて考える心理学論です。人間は、欲求を満たすたびに次の段階の欲求を求めます。マズローの欲求を上手く活用すると、自分や人のモチベーションを高める効果や、仕事が成功するための目標設定ができますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
マズローの欲求5段階説
マズローの欲求は、欲求ごとに5段階に分けて考える説があり、ピラミッドの図で表すと分かりやすくなっていて、三角形の一番下が、第一段階の生理的欲求、上へ進むごとに第二段階、第三段階と進み、頂点部分が第五段階の、自己実現欲求となっています。ここでは、マズローの欲求を各段階ごとに解説しますので、ピラミッドの図と併せて確認してみてください。
■第一段階・生理的欲求
第一段階・生理的欲求は、人間が生きていくための基本的な欲求のことです。食べたい・飲みたい・寝たいなど、生きるために必要最低限の欲求で、これが満たされなければ次の段階へ進もうとは想いません。逆に言えば、生理的欲求がある程度満たされると、次の段階へと進もうという欲求が、生まれるのです。
■第二段階・安全欲求
第一段階・生理的欲求が満たされると、人間は第二段階・安全欲求を求めるようになります。安全欲求とは、安全に暮らしたい、安心して住める場所がほしいという欲求で、最低限の暮らしを求めることです。雨や風にさらされない安心して暮らせる家、食べて眠る場所を確保することが、安全欲求を満たすことになるでしょう。
■第三段階・社会的欲求
第二段階・安全欲求が満たされると、第三段階・社会的欲求を求めるようになります。社会的欲求とは、集団に属したい・仲間がほしいなど、社会的な繋がりが欲しい欲求です。この欲求が満たされなければ孤独感を感じ、不安を持つようになるでしょう。
ここまでの欲求は、低次欲求といい、外的に満たされたいという欲求です。次段階からは、内的に満たされることを求める高次欲求といい、心的欲求へと上がっていきます。
■第四段階・尊厳欲求
第三段階までの低次欲求を満たすと、次は高次欲求(内的な欲求)を求めるようになります。第四段階は、尊厳欲求といい、承認欲求とも言います。社会的に認められたい・他者から尊敬されたいという欲求です。
■第五段階・自己実現欲求
第四段階・尊厳欲求が満たされると、第五段階・自己実現欲求を求めるようになるでしょう。これは、他者に何かを求めることではなく、自身の持つ能力を最大限に引き出して創造する・活動を始めるという欲求で、自分の成長に強く関心を持つようになります。
また、マズローは晩年に、五段階の更に上に、もう一つの段階があると発表しています。自己超越という段階で、人工の2%しか到達していない欲求だと言われており、見返りを求めず、ただ貢献している状態のことをいうそうです。
マズローの欲求提唱者 アブラハム・マズロー
アブラハム・マズロー(1908-1970)は、アメリカの心理学者で、人間性心理学の生みの親とされています。特にマズローの欲求の段層を主張し、5段階のピラミッドで知られるようになりました。マズローは多くの著作を残し、著書、雑誌論文は100を超すと言われています。
マズローの欲求を活用する方法
マズローの欲求はどんなものか、5段階欲求に関して詳しく解説していきました。では、どのようにマズローの欲求を日常生活に取り入れると良いのか、活用方法を見ていきましょう。
■マズローの欲求活用方法【仕事】
仕事面において、マズローの欲求は大いに活用できます。製品の開発や、顧客サービスを向上させるために、マズローの欲求を取り入れてみましょう。マズローの欲求をマーケティングに活かす際、5段階に分けて、顧客から何を求められているのかを書き出してみると良いでしょう。
・生理的欲求:空腹を満たしたい・飲み物が欲しい・眠って疲れを癒やしたいなど
・安全欲求:清潔なところで食事がしたい・安心できる場所で眠りたいなど
・社会的欲求:丁寧な接客を望んでいる・丁重に扱われたいなど
・承認欲求:お店に行ったことをSNSに載せたい・商品を買ったことを自慢したいなど
・自己実現欲求:商品を使うことで自分の成長に活かしたいなど
書き出した上で、顧客満足できているか確認し、足りないことを補うようにすると、より良いサービスへと発展します。
■マズローの欲求活用方法【モチベーションUP】
自分や他人のモチベーションを上げるために、マズローの欲求を活用する方法があります。自分は仕事や学業など、物事に対して何を求めているのかを確認すると、気持を振り返ることができ、どう進めば良いかの道標になるでしょう。
・生理的欲求:生活のためにお金が必要・将来働くために、勉強するなど
・安全欲求:安定した職業に就きたい・安心できる場所で働きたいなど
・社会的欲求:同僚や上司と良好な関係を構築したいなど
・尊厳欲求:仕事で認められたい・学年で1番になりたいなど
・自己実現欲求:才能を活かした仕事がしたい・社会に貢献したいなど
自分がどうなりたいかを確認し、目標を明確にすることで、より良い成長を遂げられるでしょう。
マズローの欲求でモチベーションを上げよう
いかがでしたでしょうか。マズローの欲求を理解し、仕事や目標設定に活用することで、何をすべきか、どうすればいいかが明確になります。マズローの欲求を上手く取り入れて、人生を成功へと導きましょう。