人はなぜ怒りを感じるのか、理由はいくつかありますが、
その中の一つに「こうあるべき」という自分の信条が裏切られた時に怒りを感じることが多いんです。
しかし、この範囲は人それぞれで全く違いますよね。
「嘘はどんな場合であってもついてはいけない」という人もいれば、
「必要ならついてもいい」という人もいます。
自分と他の人は生まれも育ちもまったく違うんだから、違う価値観があって当たり前、
と気づけることが大切です。
私も、よくある怒りを考えてみると、「~すべき思考」からくるものがほとんどでした。
「一緒に住んでるんだから家事を手伝うべき」「部下は上司より先に出社するべき」
みなさんもいろんな「すべき思考」があるのではないでしょうか。
別に法律に反せず、人に迷惑をかけないなら、「~すべき」という概念を少なくし、
許容範囲を広げることは、
自分を楽させる方法でもあります。
いろんな「~すべき」でがんじがらめにされると、自分だけいらいらして、
苦しくなってしまいますからね。
アンガーマネジメントは、自分を楽にする方法でもあるんです。
■3.「行動」怒る以外で解決する方法を探す
怒ることは必ずしも悪いことではありませんが、
「怒ることが一番いいのか?」とは考えるべきです。
みなさんも、例えば小学校の時、先生に怒鳴られた経験、ありませんか?
私もありますが、そうやって怒鳴っている大人を冷めた目で見ていたことを思い出します。
嫌な子どもですね(笑)
でも子どもってすごく正直で、まっすぐなので、
本当に悪いことをして、怒鳴ったりするのではなく、まっすぐ向き合って落ち着いた態度で
話してくれる方が心に残るものです。
怒りに任せた行動は、ほとんどの場合いい方向に向かいません。
なので、怒りを感じたら、状況がどのように変われば、自分の怒りは収まるのか?
怒ることによって状況がよくなるのか?
自分に疑問を投げかけましょう。
怒ることで変えられないことであれば、執着しないことも大切です。
「もう、暑い!いらいらする!」と口に出したって、涼しくなるわけではありませんよね。
どうにもならないことに対しいらいらしたり、思い悩んだりすることは、
不要なストレスを抱え込むだけです。
自分にコントロール不可能なことは、「まあ、しかたないな」と割り切って
自分に出来ることに集中しましょう。
番外編:上手なストレス発散方法を見つける
怒りをコントロールするには、自分の気持ちに余裕がないと難しいですよね。
上手にストレス発散をすることもアンガーマネジメントには必要不可欠。
運動、ペットと遊ぶ、漫画、旅行、温泉、ゲーム・・・
なんでもいいので、自分の心地いいもの、ストレス発散できるものを
いくつも持っておきましょう。
おわりに
ストレスが多い中、いつも頑張っているみなさん、お疲れ様です。
怒ってしまうことも多いと思いますが、
怒ると疲れてしまいますし、怒って傷つけているのは、相手ではなく自分だったりします。
私もパートナーをかっとなって怒ってしまうと、後から結局自分を責めるし、悲しくなるし・・・
負の感情は自分に返ってくるな、といつも感じています。
まずは6秒、耐える。
「~すべき」思考になってないか確認する。
冷静になって状況がよくなる方法を考える。
これが出来れば、なによりあなたが楽になれます。
今日から、アンガーマネジメントをぜひ実践してみてください♪