■⑤薬による無月経
生理が遅れた場合、妊娠以外で考えられる原因の中に「薬による無月経」もあります。
無月経とは生理が止まった状況のことで、早期閉経とは異なるため注意しましょう。
その多くが薬の摂取が原因であり、消化性潰瘍治療薬や降圧剤、向精神薬はプロラクチンというホルモンを産生させるため、無月経が引き起こすことがあります。
併発する症状には「乳汁の分泌」などがありますが、上記の薬を服用しているからといって必ず無月経が起こるわけではありません。
また、上記の薬以外でも無月経が起こる可能性はあります。
そのため、薬を処方してもらう際には必ず副作用なども確認し、もし市販薬を飲み続けて生理が止まった!と感じた場合にはすぐに病院へ行くようにしましょう。
■⑥甲状腺機能の低下
生理が遅れた場合、妊娠以外で考えられる原因の中に「甲状腺機能の低下」もあります。
甲状腺機能低下症になると、甲状腺ホルモンが少なく卵胞が成長しにくくなります。
すると、月経異常が起こりやすい体となり生理が遅れる原因になることも。
過多月経や希発月経が多いですが、時には無月経になることもあります。
併発する症状は「疲労感」「むくみ」「体重増加」「機敏な動きができない」「記憶力が低下する」など。
こちらは適切な治療を行うことにより改善することができるため、心当たりがある場合は病院を訪れてみましょう。
生理が遅れた理由が分からない&妊娠の可能性がない場合は病院へ!
SEXをしていない場合は、もちろん生理が遅れても妊娠を疑うことがありません。
また、今回ご紹介した生理が遅れる原因はほんの一例のため、原因が分からないという方も多いはずです。
その場合にはすぐに病院を訪れるようにしましょう!
風邪を引いた時はすぐに病院に行くのに、生理や性病については「恥ずかしい」と感じてしまい、なかなか病院へ行かないという方も多いのではないでしょうか?
でも、生理は決して恥ずかしいことではなく、女性なら誰もが経験していること♡
あなたの家族や友人、会社の同僚や電車内ですれ違う見知らぬ女性だって誰もが経験していることなんです!
「また今月も生理が遅れているけど、たいしたことじゃないか」と思わず、専門医に相談することをおすすめします。