友人からの祝辞が今ではヒット曲へ♡
披露宴が進むにつれ、堅苦しい雰囲気から和やかなムードに。その中で友人からの祝辞は、笑いあり涙あり、新郎新婦の人柄を垣間見ることができるシーンです。
今から遡ること20年ほど前から新婦の友人の祝辞に、「新婦の取扱説明書」というのが披露されていました。大ヒットした西野カナの「トリセツ」という曲そのものです。家電メーカーの方は電気製品に例えたり、デパート勤務の方は、エレベーターの案内風など。時代は移り変わっても女子たちの気持ちは変わらないようですね。
【余興】カラオケはアーティストの確認を
この日の結婚披露宴の余興の中に、お友達からの歌がありました。当時、披露宴でよく歌われていた人気の曲、「世界中の誰よりきっと」。この曲は新婦のお友達が歌ったり、お色直し入場に使われるなどポップで軽快なメロディーが印象的です。
披露宴で使うBGMやカラオケの曲は、事前に打ち合わせをしておきます。「世界中の誰よりきっと」は、今回もカラオケでリクエストされていました。
披露宴は本番の1時間前に宴会担当のスタッフ、司会者、エレクトーン奏者で打ち合わせが行われます。宴会のキャプテンが進行表を読み上げながら、確認をしていきます。
新郎新婦入場の場合、ウエディングドレスで新郎新婦が入場されます。曲は「本気でオンリーユー」リクエストです。生演奏。という形で確認しながら打ち合わせは進められます。
進行表が半ばまで読み上げられ、余興の確認に入った時、ハプニングは起こりました。ここで歌の余興が2曲。「世界中の誰よりきっと」新郎のご友人○○様。スタッフの方が、固まってしまいました。この曲は女性が歌うと思い込んでおられたようです。
実はこの曲、中山美穂が歌っているのは皆さんご存知ですが、「WANDS」という男性バンドも歌っていたんです。そのことをご存知でなかったようで、この曲を男性が歌う???となり、確認にてんやわんや。確認されたところ、WANDSバージョンの「世界中の誰よりきっと」とわかり一件落着。と思ったのも束の間、当時は今のように通信が発達しておりません。WANDSバージョンのカラオケ探しが始まりました。
ようやくカラオケが見つかり、音出しをするとスローなイントロが。えっ?この曲?と、再度てんやわんやに。中山美穂バージョンの、軽快なメロディーがインプットされていた、スタッフの皆さんのハプニングエピソードです。
結婚式はハプニングも思い出
結婚式は一生に一度のイベントです。そのため緊張や気合が入りすぎるあまり、思わぬハプニングも起こってしまいます。中には許せない事態もあるようですが、ほとんどは笑えるエピソードとして、思い出に残っているのではないでしょうか?
近年の結婚式は媒酌人が居られず親族だけ、1.5次会といわれる仲間内の披露パーティーなど、年々結婚式は様変わりはしているようですね。