■PFCバランスって?
PFCとは三大栄養素であるタンパク質(Protein)、脂質(Fat)、炭水化物(Carbohydrate)の頭文字を取ったものです。
タンパク質は体の主成分の一つで様々な体の機能の補助をします。タンパク質が少ないと消化・吸収などの内臓機能の低下、代謝の低下、筋肉量の減少といったことがおきてしまいます。
脂質は体内のエネルギー源でもあり皮下脂肪として体のクッションになったり栄養素の吸収や運搬といった役割をもっています。
カロリーが高いという特徴もあり、摂りすぎると肥満や高血圧といった生活習慣上の原因になってしまいます。かといって、抑えすぎるとエネルギー不足になり、体調不良の原因にもなります。
炭水化物は体の重要なエネルギー源になります。また、脳にとって唯一の栄養素でもあります。
必要以上に摂りすぎてしまうと、皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積されてしまうので要注意です。
この三大栄養素の摂取比率のことをPFCバランスと言います。
厚生労働省が推奨するPFCバランスの摂取比率は
タンパク質 13~20%
脂質 20~30%
炭水化物 50~65%
になります。
この数値はダイエットにも役立ちますし、生活習慣予防や改善にも効果があります。
■PFCバランスを意識するメリットは?
ダイエットをする際、多くの場合はカロリーを気にするでしょう。ですが、カロリーの計算だけでは栄養バランスが崩れてしまうことが多く、健康を害してしまったりリバウンドしやすくってしまいます。
PFCバランスを意識することで、結果的に摂取カロリーも抑えることができ、筋肉も減らさずに健康的なダイエットをすることができます。
また、しっかりと食べることもできるので、ストレスもなく継続しやすくなります。
■PFCバランスの計算方法は?
PFCバランスの割合は決まっていますが、1日の摂取量は人それぞれです。
では、実際にどうやって計算をすればいいのか見ていきましょう。