生理前はなぜ眠れない?不眠の原因をチェック!
■①プロゲステロンの分泌による体温の上昇
生理前に眠れない原因のひとつが「プロゲステロンの分泌による体温の上昇」です。
プロゲステロン(黄体ホルモン)は女性ホルモンの一種であり、分泌が増えることによって自然と体温が上昇する傾向にあります。
特に「生理前は暑くて眠れない」という方の多くは、これが原因!
女性に限らず、人間の体は体温が下がることによって眠くなるというメカニズムになっています。
ポカポカとした温かさを感じるお風呂上り、ベッドに横になっているとだんだん眠くなるというのもこのため!
しかし、プロゲステロンの分泌により体温が上昇している生理前はどうしても不眠に悩まされてしまいます。
■②女性ホルモンの不足
生理前に眠れない原因のひとつとして「女性ホルモンの不足」も挙げられます。
ここで注目したいのがエストロゲンという女性ホルモン。
エストロゲンは生理前から生理中にかけてどんどん減っていく傾向にあります。
エストロゲンは女性の体をストレスから守ってくれる働きがあるため、減っていくことにより不眠に繋がってしまうことも。
特に「生理前は小さなことでイライラする」「気が立っていて眠れない」という方は、エストロゲンの減少すなわち女性ホルモン不足が原因のことが多いようです。
イライラしていると余計に寝つきが悪くなり、不眠を長引かせてしまうこともありますよ。
■③便秘により不眠になることも
生理前に眠れない原因のひとつとして「便秘」も挙げられます。
便秘が不眠の原因なんて、ちょっと信じられないという方もいるかもしれません。
日頃から便秘気味の方は、生理前にもっと便秘がひどくなると感じている場合も。
これも先ほどご紹介したプロゲステロン(黄体ホルモン)に関係しており、プロゲステロンには腸の運動を抑制してしまう働きがあります。
そのため、生理前にひどい便秘になることで腸内環境が悪化!
腸内環境が悪く便秘に悩んでいる方ほど不眠になりやすいという傾向もあるため、生理前はより便秘に気を付ける必要がありそうです。