■お風呂にはどんな効果があるの?
冬の寒い時期になるとお風呂に入りたくなりますよね。
そんなお風呂にはメリットがたくさんあります。
1.冷えとむくみをリセットする
お風呂に入ることで体が温まり血流がアップします。さらに、水圧によってマッサージされたような状態になります。血行促進と水圧によるマッサージ効果で冷えとむくみを改善することができます。
2.リラクゼーション効果が期待できる
水中では体重が10分の1程度になる浮力作用があります。その浮力作用によって重力から解放され、筋肉や関節を緩め、脳の緊張をほぐすことによってリラクゼーション効果が期待できます。
3.いい汗をかけるようになる
発汗を促す交感神経や汗腺に問題があると、べたべたした臭いのする悪い汗が出てきます。この悪い汗をいい汗にかえるためには普段から汗をかく習慣をつけることが大切です。お風呂に入って汗をかくことで次第に汗腺の機能が整えられ、いい汗をかくことができるようになります。
4.美肌になれる
肌がお湯につかることで、毛穴や汗腺に詰まった皮脂汚れを優しく取り除くことができます。さらに、血流が良くなることで老廃物の排出が促進されるので、化粧水の入りも良くなります。
5.深い睡眠を促す
お風呂に入り、体温を一時的に上げ、その後適切に下がることで人間の体は眠気を感じます。深い睡眠によって疲れが取れたり、自律神経を整えたりと美容や健康、ダイエットにも効果が期待できます。
■お風呂ダイエットの方法は?
それではお風呂ダイエットのやり方を紹介しましょう。
お風呂ダイエットの方法は高温反復入浴法になります。
この高温反復入浴法は、なんと300~400kcalも消費することができます。
300~400kcalというとウォーキング1時間、ジョギング30分と同じくらいの消費カロリーになります。
お風呂の入り方を変えるだけで、このカロリーを消費できるのはとても嬉しいことですね。
それでは気になる高温反復入浴法のやり方を紹介します。
高温反復入浴法のやり方
1.お湯の温度は41~42度。湯船につかる前にぬるめのシャワーで足から肩へとお湯をかけ、最後に湯船のお湯を浴びて体を慣らします。
2.胸の下までお湯につかる(1分間)。その後、肩までつかる(2分間)
3.3分間休憩する
この間に髪や体を洗いましょう。
4.肩までお湯につかる(3分間)
この時にお風呂の中で手足を動かしたり、マッサージをすると消費カロリーがアップします。
5.3分間休憩する
この時間でまだ洗っていない部分を洗いましょう。
6.肩までお湯につかる(3分間)
この時には汗がかなり出ているので、のどが渇いていたら水分補給をしましょう。さらに毛穴も開いているのでパックなどで保湿してあげるとお肌の調子もあがります。
7.クールダウンをする
手足に20秒ずつ水をかけてクールダウンをします。いきなりバシャバシャかけず、手先、足先から徐々にかけるようにしましょう。
■高温反復入浴法の注意点
高温反復入浴法は消費カロリーが高いものになります。食事制限を一緒にしてしまうと、エネルギー不足になってしまい、疲労がたまって体に悪影響を及ぼすことがあります。
高温反復入浴法をする場合には食事制限はせずに、バランスの良い食事を心がけるようにしましょう。
また、熱いお湯につかって血流やリンパの流れを良くするので体に負担がかかってしまいます。
なので、貧血、高血圧、妊娠中、持病のある人は悪化する可能性があるので止めておきましょう。
生理前の方も高温反復入浴法は止めておきましょう。
生理前はイライラやむくみといった症状が出るので、ぬるめのお湯でゆっくりとリラックスするほうがおすすめになります。
高温反復入浴法をしてお風呂から出たあとは汗をかいて体の水分がなくなっている状態です。
しっかりと水分補給をして脱水にならないように気を付けましょう。
お風呂に入る前にコップ1杯の水を飲んでおくのも良いですよ。
ただし、冷たいものは体を冷やして効果を下げてしまうので、常温か温かい飲み物にしてください。
汗をかきにくい方は紅茶、ウーロン茶、ルイボスティーなどを飲んでおくと血流が良くなり、汗をたくさんかくことができます。