もちろんそれぞれの体質により異なりますが、生理中のむくみなどの影響による体重増加であれば、1~3㎏程度は許容範囲と言えるでしょう。
また排卵後から月経前までの黄体期には、水分や栄養分を体内に蓄積しようとするため、体がむくみやすくなり体重が2~3kg増えるという方もいるようです。
しかし月経周期に伴う体重の変化は毎月起こるものですし、多くはむくみが原因によるものであるため、すぐにダイエットが必要になるというわけではありません。
むしろあまり体重が増えたことを気にし過ぎて無理なダイエットなどを行うと、女性ホルモンのバランスが乱れ、かえって逆効果となる可能性があるため注意が必要です。
ちなみに、生理の周期には関係なく体重がなかなか戻らないという場合は、塩分の過剰摂取や脂質や糖質の摂りすぎが原因による体脂肪の増加が考えられます。
そういう場合はこれまでの生活習慣を振り返り、規則正しい生活を心がけたり、栄養バランスの取れた食事を取ることなどか必要となります。
生理中の体重増加を抑える方法とは?
■しっかり水分補給を行う
むくみが起こるからといって水分を取らないようにすると、体内に余分な水分が溜まり、体外に排出されるのを妨げてしまいます。
ですから一日に約2リットル、コップで7~8杯の水を飲むなど、しっかり水分補給を行うようにように心がけてましょう。
また身体を冷やしてしまうため、常温や白湯がおすすめです。
■食物繊維を摂る
月経中に過食気味になるという方は、菓子類や炭酸飲料などの代わりに、食物繊維が豊富に含まれている、イモ類やかぼちゃなどを摂ると、便秘解消にもつながりむくみを予防できます。
■軽い運動を行う
女性は年齢を重ねるごとに女性ホルモンの分泌量が減少し、基礎代謝が低下します。
そうすると脂肪がつきやすく落ちにくい体質となってしまうため、普段から運動する習慣を身につけておくことが大切です。
特に生理中は、1日30分程度筋トレと有酸素運動を組み合わせた運動を行うことがおすすめです。ただし、生理痛がひどい方などは無理に行わないようにしてくださいね。