■そもそもO脚ってなに?
O脚とはまっすぐ立ったときに、膝と膝がくっつかずに隙間が出来ている状態のことです。
両膝が外側に湾曲してしまい、左右の内くるぶしをそろえた状態で膝と膝が合わなくなってしまっています。
膝と膝の空間に指が3本以上入るようならO脚の可能性があります。
O脚になってしまうと下半身が太く見えてしまったり、レギンスやパンツが似合わない、スーツを着るとガニ股に見えてしまうといった悩みが出てきやすくなります。
また、そのまま放置しておくと、骨のゆがみやひざの痛み、坐骨神経痛や腰痛を引き起こしてしまう可能性もあります。
■O脚には種類がある?
実はO脚には4つの種類があります。
1.膝下のO脚
両足を揃えて立ったときに膝から下だけが離れてしまうタイプです。パっと見てO脚に気づきにくいのが特徴になります。
2.膝下と股関節のO脚
両足を揃えて立った際に左右の太もも、膝、ふくらはぎが大きく開き、アルファベットの「O」の文字に見えるのが特徴になります。最も良く知られているのがこのタイプになります。
3.股関節のO脚
膝ではなく、股関節から開いてしまうタイプになります。太ももの付け根の骨が出っ張っている方はこのタイプのO脚の可能性があります。
4.XO脚
両膝はくっつきますが、膝下は外側にゆがんでしまい、くるぶしはくっつくというタイプになります。
■O脚ってどうしてなるの?
O脚は生まれつきの場合もありますが、多くの場合は日ごろの生活習慣や運動不足や姿勢の悪さといったものが原因になります。
長時間のデスクワークやスマホの使いすぎによって猫背になって姿勢が悪くなってしまうと、体幹や膝周りの筋肉が上手く使えなくなってしまいます。それによってO脚につながってしまいます。
また、太ももの内側にある内転筋がO脚と深く関係しています。
内転筋は人も物外側の外転筋とともに骨盤を支える役割があります。その内転筋の筋力が低下してしまうと骨盤がゆがんでしまい、O脚の原因になります。
足を組んで座ったり、横座りやバッグをいつも同じ肩にかけるといった癖も骨盤のゆがみの原因になります。
元々、女性は男性に比べ骨盤がゆがみやすくなっています。なので日常生活でのちょっとした癖によってゆがみが進行してしまい、O脚へと繋がります。