■ファスティングダイエットとは?
ファスティングとは断食のことです。
ファスティングはダイエットの方法の一つと考えられがちですが、本来の目的は内臓を休ませてあげることになります。
食事を摂ることで、内臓が食べ物を消化するために働きます。消化機能がずっとエネルギーを使っていると、腎臓や肝臓といった他の臓器のケアに十分なエネルギーがいかなくなります。
ファスティング(断食)をして内臓を休ませてあげることで、他の臓器にエネルギーを使うことができ、体内のメンテナンスができるようになります。
また、消化にエネルギーを使わないことで、体内の老廃物や毒素を排出することにエネルギーを使うようになるので、デトックス効果も期待できます。
体の中をデトックスすることで、代謝が上がり、疲れにくく痩せやすい体質に変化します。
そのおかげで、肌の調子が整ったり、むくみや冷えの改善といった効果にも期待できます。
■ファスティングダイエットはだれでもしていいの?
ファスティングダイエットは16歳以下の方や60歳以上の方にはおすすめできません。
16歳以下という成長期では、成長に必要な栄養が摂取できないと十分な発育ができなくなってしまいます。
また、体力が衰え始めてくる60歳以上の方だと、体に大きな負担になってしまう可能性があります。
他にも持病があって薬を服用している方は妊娠中の方もファスティングダイエットはやらないほうがいいでしょう。
■何日やればいいの?
ファスティングダイエットは1日~1週間かけて行う方法があります。
期間が長いほど内臓をしっかり休ませることができますが、体や精神的にも負担がかかりやすいというデメリットもあります。
ファスティングダイエットを初めてするという方は1日という短い期間からしてみましょう。
1日という超短期間でも内臓を休ませることができるので、十分に効果を得ることができます。
ファスティングダイエットは期間を選ばないと過度のストレスや挫折の原因にもなるので、仕事が落ち着いている時や長期休暇といった時に行いましょう。
また、生理中も体調を崩しやすいので避けた方が良いでしょう。
それぞれの予定や体調と相談しながらファスティングダイエットをする期間を決めるようにしてください。
■まずは準備期間が必要!
ファスティングダイエットを始める前には3日間ほどの準備期間が必要になります。
この準備期間を設けることで、効果が大きく変わってきます。
準備期間でやることは3つあります。
1.消化に悪いものや脂っこいものは食べない
2.食べる量を徐々に減らす
3.夜8時以降は食べないようにする
いきなり食事を摂らなくなるとかえって脂肪を溜め込んでしまいます。
なので、この3つを準備期間にしておくことが大切になります。